2017/08/01

圧倒的なコストパフォーマンスを誇る光造形3Dプリンター「SparkMaker 3D printer」

中国のスタートアップ企業「SparkMaker」から、圧倒的なコストパフォーマンスを誇る光造形3Dプリンター「SparkMaker 3D printer」の出資募集が、海外クラウドファンディングサイト:Kickstarterで開始されています。最近では超高解像度光造形3Dプリンターのメーカー「Kudo3D」の光造形3Dプリンター「Bean」が成功を収めたことが記憶に新しいですが、それを超えるコストパフォーマンスで登場しました。


光造形3Dプリンター「SparkMaker 3D printer」


中国(深セン)のスタートアップ企業「SparkMaker」から、圧倒的なコストパフォーマンスを誇る光造形3Dプリンター「SparkMaker 3D printer」が、海外クラウドファンディング:Kickstarterで出資募集(キャンペーン)が開始されました。
現在、発売されている多くの3Dプリンターは、細かい糸状のフィラメントを熱で溶解して積層することで造形をするFDM方式が一般的となっていますが、「SparkMaker 3D printer」は、FDM方式よりもはるかに優れた印刷品質を維持できるSLA方式(光造形)を採用し、圧倒的なコストパフォーマンスで制作できることが特徴です。
本体サイズ:27.5cm X 17cm X 17cm、重量:3Kgの小さなサイズに似合わず、10.2cm X 5.6 cm X 12.5cmの最大造形面積をもっています。100マイクロメータのXY解像度と最大20マイクロメータのZ層の厚さで印刷できるSLA方式(光造形)3Dプリンターです。

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数々の試作品を経て完成した


「SparkMaker」は、実績がほとんどないスタートアップ企業ではありますが、2015年4月20日に制作したMini DLP V1.0から、2017年6月10日までに試作品を7台制作しています。独自開発のコントロールボードを使用していて、高価なRaspberry Piや、ほかのオープンソースのコントロールボードを使用していません。
既に専用ソフトウェア(Spark Studio V1.30)は、3Dプリントモデルファイルと共に、公式サイトからダウンロードできます。
「SparkMaker 3D printer」は誰でも簡単に3Dプリンティングできます。3Dプリントモデルファイルを保存したSDカードを本体にセットして、素材(レジン)をセットして、本体のボタンを押すだけです。

出資コースについて


海外クラウドファンディング:Kickstarterで出資募集(キャンペーン)を開始した「SparkMaker 3D printer」は、早期出資コースとして設定された、Super Early Bird($99)、Early Vird($129)は定員数を満たしていますが、それ以外のコース($145~)は空きがあります。
「SparkMaker 3D printer」が一般発売される場合の価格は$249となっているので、今から出資をした場合であっても$104 OFF(一般販売価格よりも約40%安い価格)で手に入れることができます。※別途送料(日本国内の場合:$60)が必要です。

オプション(レジン・カラーペースト)について


驚くべきことに「SparkMaker 3D printer」のランニングコストは非常に安いです。光造形(SLA方式)で一般的にネックとなるのはランニングコストであるといわれていますが、「SparkMaker 3D printer」に採用されている材料(レジン)は$29~$59(500ml)と非常にリーズナブルな価格帯となっています。また、5種類のカラーペースト($25)を組み合わせることで、自分好みのカラーで出力できることも面白いです。

オプション(レジン・カラーペースト)の特長・価格


「SparkMaker 3D printer」のオプションとして、5種類の素材(レジン)と、カラーペーストが用意されています。3Dプリンターで出力しようと思い描いているオブジェクトに合わせた素材を選びましょう。オプション(レジン・カラーペースト)は一般販売価格と同額となっているので、必要なオプションだけを追加すれば良いでしょう。
LCD-W Resin 500g $39
とても特殊なレジンでアルコールで洗浄することなく、水で洗浄することができます。扱いやすい素材といえるでしょう。
LCD-T Resin 500g $29
ABSプラスチックをシミュレートするように設計されています。
LCD-E Resin 500g $39
弾力を持つゴムをシミュレートするように設計されています。
LCD-N Resin 500g $39
ナイロンプラスチックに似た素材(硬度と耐久性)設計となっています。ほかのレジンは透明ですが、このレジンは標準色がグレーです。
LCD-C Resin 500g $59
キャスタブルレジンは、繊細なクラフトや宝飾品を作るのに最適な素材です。
また、各種レジンに、5種類のカラーペースト(Color Paste in 5 colors $25)を組み合わせることで、自分好みのカラーで出力することもできるようです。

まとめ


圧倒的なコストパフォーマンスを誇る光造形3Dプリンター「SparkMaker 3D printer」は、SLA方式(光造形)を採用していながら、FDM方式と同等またはそれ以下で出力することができます。操作も簡単で、ランニングコストも安価なので、コストを気にすることなく、いろいろな作品を出力することもできるので、初めての3Dプリンターとして活躍できると考えられます。
ただし、立ち上げたばかりで実績がないスタートアップ企業のキャンペーンなので、製品として出資者へ無事に届けることができるのか、アナウンスされている性能を発揮することができるのか、企業の存続(オプションの継続的な販売など)といったリスクを考えて出資を決断する必要であると考えられます。

個人的にはリスクを考えても「SparkMaker 3D printer」は、コストパフォーマンスが魅力な3Dプリンターだと思います。これからの3Dプリンターは、細かい糸状のフィラメントを熱で溶解して積層することで造形をするFDM方式よりも、優れた印刷品質を維持できるSLA方式(光造形)が主流になってくるのかもしれませんね。


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